【3月27日 AFP】サッカー国際親善試合が26日に行われ、デンマークは昨年心停止で倒れたクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が代表復帰し、オランダ戦で得点を記録した。試合はデンマークが2-4で敗れた。

 昨年6月、ホームのコペンハーゲンで行われた欧州選手権(UEFA Euro 2020)のフィンランド戦で倒れたエリクセンは、アムステルダムのヨハン・クライフ・アレナ(Johan Cruyff ArenA)で287日ぶりの代表復帰を果たした。

 途中出場したエリクセンは、地元ファン、そしてオランダを率いるルイス・ファン・ハール(Louis Van Gaal)監督からも送られた万雷の拍手に、両手を上げて応えた。

 後半頭から投入されたエリクセンは、ピッチに立った2分後にゴール左隅に強烈な一撃を決め、代表通算110試合目で37得点目をマークした。

 2-3とオランダに1点差に迫るゴールに歓喜するエリクセンの元に、チームメートが駆け寄って祝福した。この日デンマークは、エリクセンが心停止で倒れた試合で同じピッチに立っていた選手の多くが起用されていた。

 エリクセンは、今年1月にイングランド・プレミアリーグのブレントフォード(Brentford FC)と契約し、これまでリーグ戦3試合に出場している。(c)AFP