【3月26日 AFP】フランス外務省は25日、在仏ロシア大使館が欧米を描いた「容認し難い」風刺画を公式ツイッター(Twitter)に投稿したとして、大使を呼び出して抗議したと明らかにした。

 問題の二つのツイートは24日に投稿されたが、現在は削除されている。外務省報道官はロシア側に対して「不適切な」投稿で「容認し難い」と明確に抗議したと述べた。

 一方の風刺画には「行動する欧州連帯」と書かれ、欧州連合(EU)加盟国を表すと思われる人々が並んでひざまずき、米国を象徴するキャラクター「アンクル・サム(Uncle Sam)」の尻をなめる様子が描かれている。

 もう一方の風刺画では、米国とEUを表す帽子をかぶった2人の医師が、「欧州」と書かれたゾンビのような人物に注射を打っており、注射器には「ロシア嫌悪」「ネオナチ」「制裁」「キャンセル文化」「新型コロナウイルス」などと書かれていた。

 フランスのあるツイッターユーザーは「ロシア大使館がこれほど下品になれるとは思っていなかった。だが、なれるんだ!」とコメントした。(c)AFP