【3月26日 AFP】男子テニスのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は25日、前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)での問題行為で罰金2万5000ドル(約305万円)を科された。

 現在、世界ランキング102位につける26歳のキリオスは、同大会の男子シングルス準々決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れた直後、いら立ちを募らせてたたきつけたラケットがボールボーイに当たりそうになった。

 このスポーツマンらしからぬ行為での2万ドル(約244万円)に加え、不適切な発言をしたとして5000ドル(約61万円)の罰金処分を受けた。

 キリオスはこの数時間後、マイアミ・オープン(Miami Open 2022)の男子シングルス2回戦で大会第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)をわずか52分で一蹴し、会場のハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)を沸かせた。

 コートでかんしゃくを起こしたり、問題行為をしたりすることで知られるキリオスだが、ルブレフを撃破したようなプレーをするときは、テニス界でも最もエキサイティングな才能を示している。(c)AFP/Steve Brenner