【3月26日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領がロシア軍による白リン弾の使用を非難したことを受け、ロシアは25日、国際法には「一度も」違反していないと反論した。

 ロシアのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は記者団に対し、「ロシアが国際法に違反したことは一度もない」と述べた。それ以上は語らず、質問があれば国防省に照会するよう求めた。

 ゼレンスキー氏は24日、先進7か国(G7)首脳会議にオンライン参加し、ロシア軍がウクライナの民間人に白リン弾を使用した情報をつかんでいると語った。ウクライナがロシアによる白リン弾の使用を非難したのは初めて。

 国際法は白リン弾について、人口密集地での使用は禁止しているが、開放的な場所で部隊の援護手段としての使用は認めている。(c)AFP