【3月25日 AFP】けがで欠場が続いている男子テニスのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)とスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が、次週行われる下部チャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)のアンダルシア・オープン(AnyTech365 Andalucia Open 2022)で復帰を果たすことになった。

 28歳のティエムは、同大会と同じスペイン・マルベーリャ(Marbella)で開催された昨年のマヨルカ選手権(Mallorca Championships 2021)で負傷して以降、戦線離脱している。

 元世界ランキング3位ながら現在は50位に後退しているティエムは、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに「ここまでの数か月を経て、競技とつながり始めたいと思っている。これが正しいスタートだと確信している」とつづった。

「自分にとっては本当に、本当にタフな時期となっていて、競技に戻るのが必要だ。テニスコートに踏み出して戦うことをずっと待ちわびていた。ご存じの通り、多くの試練を経験した」

「トップレベルに戻るのは時間のかかる過程になるだろうが、懸命に練習して謙虚にスタートするための準備はできている」

 ティエムがこれまでに獲得した四大大会(グランドスラム)のタイトルは2020年全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)のみで、全仏オープン(French Open)では2度準優勝に終わっている。

 一方、36歳でグランドスラム3勝を誇るワウリンカは、昨年のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)を最後に戦線を離脱した。

 昨年は足に2度メスを入れた元世界3位のワウリンカは、現在232位に後退している。

 クレーコート大会のアンダルシア・オープンは、28日に開幕する。(c)AFP