【3月24日 CGTN Japanese】中国東方航空旅客機墜落事故の国家緊急処置指揮部は23日夜、21日に墜落した東方航空MU5735便の飛行事故調査に関する最新の進展について発表しました。

 それによりますと、事故現場で23日午後4時30分ごろ、事故機に搭載されていたフライトレコーダー(ブラックボックス)2台のうちの1台が発見されました。現場の調査員が回収されたブラックボックスを検査した結果、外部の損傷が激しいものの、メモリーユニットの外観は比較的良好で、コックピットボイスレコーダーであると暫定的に判定したとのことです。ブラックボックスは解読のため北京市内にある民間航空専門機関に移送されました。調査員はもう1台のフライトデータレコーダーの捜索に全力を挙げています。

 事故機には、機長、副操縦士、オブザーバーを務めるもう1人の副操縦士の3人が搭乗していました。事故現場からは旅客機の残骸や人体の一部も見つかっています。

 消防救助隊員330人はこれまで、事故現場の東にある森林地域を主に捜索してきました。雑草が生い茂る複雑な地形に加え、雨の影響などにより、捜索は難航しているとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News