【3月27日 CGTN Japanese】中国では、春分から15日目に当たる「清明節(今年は4月5日)」までに摘まれた新茶が最もおいしいと言われ、珍重されます。各地は今まさに、茶摘みの最盛期を迎えています。

 西北部に位置する甘粛省(Gansu)隴南市(Longnan)の文県は、甘粛省の主要な茶の産地で、作付面積は5980ヘクタールに達します。文県では農家の人々が朝早くから茶畑で作業を始めています。摘まれた茶葉の販売ルートは、地元の政府機関によって確保されています。政府機関が最低価格を定め、全て買い上げる仕組みになっています。

 また西南部の四川省(Sichuan)達州市(Dazhou)に位置する大竹県では、このほど茶摘みシーズンの正式な始まりを示すセレモニーが行われました。大竹県で取れる大竹白茶はアミノ酸の含有量が多く、高品質な茶として知られています。地元には白茶を扱う協同組合があり、農家の年間収入はこの10年間で1800元(約3万4000円)から2万8000元(約53万1800円)にまで増えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News