【3月24日 AFP】(更新)米国初の女性国務長官で、同世代で最も影響力のある女性政治家の一人だったマドレーン・オルブライト(Madeleine Albright)氏が、がんのため死去した。84歳。家族が23日、発表した。

 1937年、旧チェコスロバキアの首都プラハのユダヤ人家庭に生まれたオルブライト氏は、ナチス・ドイツ(Nazi)の侵攻を逃れ渡英した後、11歳で政治難民として米国に移住。ビル・クリントン(Bill Clinton)政権で1997~2001年に国務長官を務めた。

 家族は、同氏が家族と友人に囲まれて亡くなったと説明。同氏は「愛にあふれた母であり祖母、姉妹、友人」で、「民主主義と人権の精力的な擁護者」だったと追悼した。(c)AFP