【3月23日 AFP】中国で乗客乗員132人を乗せた中国東方航空(China Eastern Airline)の旅客機が墜落した事故について、中国民用航空局(CAAC)は22日、これまでのところ生存者は見つかっていないと発表した。事故は発生から約36時間が経過したが、同局は今もフライトレコーダー(飛行記録装置)の捜索を続けており、事故原因の解明にはさらに時間がかかるとの認識を示した。

 CAACの朱涛(Zhu Tao)航空安全局長は記者会見で、「これまでのところ、捜索・救助活動で生存者は見つかっていない」と話した。当局が搭乗者全員死亡の可能性について言及したのはこれが初めて。

 局長は事故原因について、「調査は始まったばかりで、これまでの情報では明確な判定ができない」と説明。調査では、現場でのフライトレコーダーの捜索に重点を置くとした。(c)AFP