【3月22日 AFP】人気映画『グッバイ、レーニン!(Goodbye Lenin!)』(2003年)への出演で国際的に知られるロシアの女優チュルパン・ハマートヴァ(Chulpan Khamatova)さんが20日、ウクライナ侵攻を受け亡命していることを明らかにした。

 ハマートヴァさんは、20日にユーチューブ(YouTube)で公開されたロシアのジャーナリスト、カテリーナ・ゴルデーワ(Katerina Gordeeva)氏によるインタビューで、ラトビアの首都リガに数週間、滞在していたと語った。

「戦争が始まった時、休暇中だった」「最初は待とうと思った。その後、戦争に反対する嘆願に署名した。それから、帰国は望ましくないと明らかになった」

「私は裏切り者ではないと分かっている。祖国をとても愛している」と訴えた。

 帰国するためには、戦争が起こっていると言うことをやめるか、特別軍事作戦を支持しなかったことを謝罪しなければならないだろうと指摘。

「自分の目で見ていることや、ウクライナ人の友人から何が起こっているか教えてもらったことをどうしたら無視できるというのだろうか。自分自身と全世界にうそをついて、偽りの中で生きていくことになる」と述べた。(c)AFP