【3月22日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は21日、欧州同盟国の首脳と電話会談し、ロシアによるウクライナ侵攻について協議した。バイデン氏は今週、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)の首脳会議に出席後、ウクライナの隣国ポーランドを訪問する予定で、西側の結束が試されることになる。

 ホワイトハウス(White House)の声明によると、バイデン氏は1時間弱にわたってフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相、イタリアのマリオ・ドラギ(Mario Draghi)首相、英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相と電話会議を行い、ロシアに対する「協調対応について協議」。「ウクライナ市民への攻撃など、ロシアの残虐な戦術に対する深刻な懸念」について話し合ったという。

 バイデン氏は24日にベルギーのブリュッセルでNATOおよびEUの首脳会議に出席。26日には、ロシアと対峙(たいじ)する西側の最前線となっているポーランドを訪問し、アンジェイ・ドゥダ(Andrzej Duda)大統領と会談する予定。(c)AFP/Sebastian Smith