ディバラ、今夏ユーベ退団へ 契約更新されず
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【3月22日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のマウリツィオ・アリバベーネ(Maurizio Arrivabene)最高経営責任者(CEO)は21日、今夏までとなっているFWパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)との契約をクラブが更新しないことを明かした。これによりディバラは今季限りでチームを離れることになった。
アリバベーネCEOによると、クラブは同日に伊トリノ(Turin)でディバラの代理人と会合したが、オファーを提示しなかった。
ディバラは昨年10月、年俸800万ユーロ(約10億円)での契約延長で口頭合意に達していたが、その後クラブが合意を撤回。それからディバラ側は交渉の機会を待っていた。
アリバベーネCEOは報道陣に対し、「(FWドゥシャン・)ブラホビッチ(Dusan Vlahovic)の(1月の)加入により、クラブにおけるサッカー面の構造は変化した。ユベントスのプロジェクトは変わり、変化の一部にはきょう更新されなかったディバラの契約も含まれていた」とコメントした。
「大幅に減額したオファーを提示するのは容易だったが、そうすればパウロに対して失礼だっただろう」
数か月にわたる臆測に終止符が打たれ、これで事実上のフリーになるディバラ。地元メディアはユベントスの宿敵インテル(Inter Milan)に移籍するのではないかと報じているほか、スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が獲得に興味を示しているとも伝えられている。
28歳のディバラはこの2シーズンけがに悩まされており、アリバベーネCEOも同選手の離脱が契約を延長しなかった要因にあったことを示唆した。(c)AFP