【3月22日 AFP】オーストラリアサッカー連盟(Football Australia)は21日、新型コロナウイルス検査で陽性だった同国代表のグラハム・アーノルド(Graham Arnold)監督が自主隔離の規定に違反したとして、2万5000豪ドル(約220万円)の罰金を科したと発表した。

 ただし連盟によれば、アーノルド監督は最新の検査で陰性が確認されており、隔離期間終了後に再び陰性結果が出れば、24日に予定されている日本とのW杯カタール大会(2022 World Cup)アジア最終予選に向けたチームの練習に合流できるという。

 アーノルド監督は陽性が確認された3日後の20日、シドニー郊外ノースナラビーン(North Narrabeen)のビーチでマスクをせずに犬を散歩させているところを目撃されたと、地元ラジオ局2GBは伝えている。

 ノースナラビーンのある東部ニューサウスウェールズ(New South Wales)州では、陽性者は7日間の自主隔離が義務づけられており、外出できるのは薬の入手か緊急時のみとなっている。

 連盟はアーノルド監督が犬を連れて外出したことを認めたと発表し、監督本人も連盟を通じて「誤った判断を心から謝罪する」と述べた。

 オーストラリアがW杯の自動出場権を獲得するには今月の最終予選で2勝する必要がある。一方の日本は、次のオーストラリア戦に勝利すれば本戦出場が決定する。オーストラリアは日本戦の後、29日にサウジアラビアと対戦する。(c)AFP