【3月21日 CGTN Japanese】中国中部の湖北省で建設された鄂州花湖空港で19日、離着陸のテストが行われました。鄂州花湖空港はアジア初の、世界では4番目の貨物輸送ハブ空港になります。

 湖北国際物流空港有限公司航務管理部の関係責任者は、「今回のテスト離着陸の成功は、開港にとって重要な意義を持つ。6月末の開港に向けての準備作業を全力で進めている」と説明しました。

 鄂州花湖空港は開港後、武漢天河国際空港と共に、湖北省における航空運輸の「旅客・貨物ダブルハブ」を構築します。花湖空港では2025年までに国際線10本と国内線50本前後を開設する計画で、昼には旅客輸送を、夜間には貨物輸送を主に担います。2025年には、ピーク時における1時間当たりの離着陸機数が41回に達し、その晩のうちに貨物を全国各地に、翌日には世界各地に届ける見込みです。

 花湖空港はアジア初の貨物ハブ空港で、貨物輸送としてはハブ空港、旅客輸送ではサブ空港に位置づけられています。2030年内の貨物・郵便物取扱量は330万トン、旅客輸送取扱量150万人と計画されています。今期プロジェクトには、長さ3600メートル、幅45メートルの滑走路を2本新設すること、126機を収容できるエプロン、面積75万平方メートルの貨物仕分けセンター、1万5000平方メートルの旅客ターミナルビル、コントロールタワーなどがあります。

 中国民用航空局の馮正霖局長は、「鄂州花湖空港はアジア初の貨物用ハブ空港で、スマート民間航空やデジタル空港の建設のけん引役かつ模範的な役割を果たす。民用航空局は湖北省と共に、花湖空港を世界的な影響力を持つ国際貨物ハブ空港にしていく」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News