【3月21日 AFP】22F1開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2022)は20日、決勝が行われ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が優勝を果たした。

 フェラーリはカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が2位に入ってワンツーフィニッシュを達成した。一方でレッドブル(Red Bull)は、前年王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が終盤にマシントラブルによるリタイア、セルヒオ・ペレス(Sergio Perez)も最終周にスピンからのリタイアを強いられる悪夢の一日となった。

 これにより、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3位に滑り込んだ。今季からバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)に代わってハミルトンのパートナーになったジョージ・ラッセル(George Russell)が新チーム初戦で4位に入り、メルセデスはレース中盤には想像もできなかった27ポイントを獲得した。

 ルクレールは「きょう、カルロスとワンツーを取れたのはこれ以上ない結果だ。またトップに戻れて最高だ」とコメントした。

 ハース(Haas)もロシア出身のニキータ・マゼピン(Nikita Mazepin)に代えて起用したケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が5位に入り、2シーズンぶりのレースで10ポイントを獲得。昨季は0ポイントに終わり、今季もロシアのウクライナ侵攻を受けて開幕直前にマゼピンを外さざるを得なかったチームが健闘を見せた。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は8位に入って4ポイントを獲得した。アルファロメオ(Alfa Romeo)の周冠宇(Zhou Guanyu、チョウ・グアンユー)も10位入賞を果たし、F1では中国勢初となる1ポイントを手に入れた。(c)AFP/Raphaelle PELTIER