【3月18日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)は17日、男子シングルス準々決勝が行われ、18歳で大会第19シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は第12シードの前年王者キャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)に6-4、6-3で勝利。マスターズ1000(ATP Masters 1000)で初の4強入りを果たし、憧れの同胞である第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)との決勝進出を懸けた対戦が決まった。

 どちらのセットも劣勢をはね返してストレート勝ちを収めたアルカラスは、1988年大会で17歳にして準決勝に進出したアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏に次ぐ若さでの4強入りとなった。

 31本ものウイナーを記録し、両セットとも5度のブレークがあった激しい一戦を制したアルカラスは「今の気持ちは言葉では言い表せない」と語った。

「ラファ(ナダルの愛称)との一戦は難しいものになるが、それと同時に一瞬一瞬や試合を楽しむつもり。自分のアイドルとの対戦はそうあることじゃないから」

「たとえ負けても満足するだろう。けれど、今はラファ相手に自分のベストを尽くし、思い切りプレーすることに集中している」

 アルカラスとナダルの対戦は昨年のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)の一度きりで、このときはアルカラスが1-6、2-6で完敗している。

 そんなアルカラスだが、四大大会(グランドスラム)通算21勝のナダルが今季開幕から19連勝を飾っているとはいえ、今回はより競った試合ができると信じている。

「何度か練習をしているし、今回は彼に対するプレーの仕方がより分かっていると思う」 (c)AFP