【3月17日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)は16日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は第17シードのライリー・オペルカ(Reilly Opelka、米国)を7-6(7-3)、7-6(7-5)で下し、準々決勝に進出。今季の成績を18勝0敗に伸ばした。

 1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)で四大大会(グランドスラム)最多21勝目を挙げ、前月にはメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2022)を制した35歳のナダルは、自身4度目のBNPパリバ・オープン制覇に向けて順調に進んでいる。

 今大会ここまでのベストパフォーマンスだと振り返ったナダルは、「最もタフな相手の一人との試合だったから、素晴らしい勝利」とコメントした。

 1990年のATPツアー発足後、開幕から18連勝を記録したのはノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に続きナダルが2人目。ジョコビッチは2011年に41連勝、2020年に26連勝をマークしている。

 ナダルは準々決勝でワイルドカード(主催者推薦)のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と対戦する。キリオスは対戦予定だったヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が体調不良のため棄権したことにより、勝ち上がりを決めた。

 他の試合では、第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)が世界61位のミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic、セルビア)に3-6、7-6(7-5)、4-6で敗れ、8強入りを逃した。

 ベレッティーニを撃破したケツマノビッチは、第29シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を3-6、6-4、7-6(7-5)で下した第20シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)と準々決勝で顔を合わせる。

 第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は7-6(7-5)、6-4で第11シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を退け、順当に8強入り。準々決勝では第23シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)を6-3、7-6(8-6)で倒したグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。

 オープン13(Open 13 Provence 2022)、ドバイ選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2022)と2大会連続優勝中のルブレフは連勝を12に更新。BNPパリバ・オープンでの準々決勝進出は今回が初めて。(c)AFP/Rebecca BRYAN