【3月16日 CGTN Japanese】フランスのパリに本部を置く国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)が14日に発表したところによりますと、中国の感染症専門家、李蘭娟(Li Lanjuan)氏を含む3人の科学者が、第6回「ユネスコ・赤道ギニア生命科学研究国際賞」を受賞しました。同賞は、人間の生活の質の向上につながるライフサイエンス分野の優れた科学研究を表彰することを趣旨としています。 

 ユネスコによりますと、中国人科学者の李蘭娟教授に同賞を授与したのは、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ、重症ウイルス性肝炎などの感染症対策における革新的な方法を表彰するためです。李教授は、感染マイクロエコロジーの理論を構築し、マイクロエコロジーの角度から、新型コロナなどの感染症の予防と治療に積極的な貢献をしました。また、独特な人工肝臓を開発し、深刻な肝臓病と肝不全を患う人の生活の質を効果的に向上させました。

 李教授の現職は、浙江大学伝染病診療国家重点実験室主任と中国国家伝染性疾病臨床医学研究センターの主任です。

 また、米国のチャド・マーキン博士と英国のクリストファー・トゥマズ教授も受賞しました。3人には総額3万5000ドルの賞金と赤道ギニアの芸術家、レアンドロ・ムボミオ・エンスエ氏がデザインした彫刻「部族融合」と受賞証書が贈られます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News