【3月20日 CGTN Japanese】中国鉄鋼工業協会がこのほど発表したデータによりますと、2021年末までに、全国の鉄鋼企業23社が全工程での排ガス超低排出化を完了し、鉄鋼生産能力は1億4500万トンに達しました。

 その他の鉄鋼企業11社では、一部工程での排ガス超低排出化を完了し、評価・モニタリングの進捗(しんちょく)状況を公示しており、鉄鋼生産能力は約8400万トンに達したということです。中国の第14次五カ年計画(2021〜2025)末期には、鉄鋼生産能力の80%が超低排出化される見通しです。

 中国は世界最大の鉄鋼生産・消費国で、鉄鋼業界は省エネと排ガス削減によって、低炭素モデルへの転換に拍車をかけています。現在、中国の排ガス超低排出の基準は欧州、米国、日本の基準よりも厳しくなっています。統計データによりますと、2021年、中国主要鉄鋼企業の排出ガスのうち、二酸化硫黄の排出総量は前年比21.15%減、粒子状物質の排出総量は15.16%減、窒素酸化物の排出総量は13.89%減を実現したということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News