中国が2021年人口データ発表 河南省の出生数が初めて80万人下回る
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【3月15日 CGTN Japanese】中国国家統計局が2021年の人口データを発表したのに続き、広東省(Guangdong)や河南省(Henan)など、15の省・直轄市・自治区もこのほど、2021年の人口データを発表しました。そのうち、浙江省(Zhejiang)、広東省、湖北省(Hubei)が人口増加数のトップ3だったのに対し、人口の多い河南省は出生数が1978年以降で初めて80万人を下回りました。
それによりますと、常住人口が増加したのは9つの省・直轄市・自治区で、増加数が50万人を超えたのは浙江省(72万人)、広東省(60万人)と湖北省(54万7000人)でした。一方、中部と西北部の省・自治区・直轄市では常住人口が減少しました。
東北3省(黒竜江省・吉林省・遼寧省)のデータはまだ公表されていませんが、ここ数年の大きな流れからみれば、東北、西北、中部の人口が東南部の沿海地区へ移動する傾向が続いています。
人口専門家によりますと、全国の総人口はマイナス成長の警戒線に近づいているものの、珠江デルタ地域や長江デルタ地域など、人口が緩やかに増加している地域もあるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News