【3月15日 AFP】ウクライナ政府は14日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXとブロックチェーン企業エバーステーク(Everstake)と協力し、暗号資産で寄付を受け付けるウェブサイト「エイド・フォー・ウクライナ(Aid for Ukrainea)」を開設した。

 サイトで寄付が可能な通貨はビットコイン(Bitcoin)、イーサ(ether)、テザー(tether)、ドージコイン(dogecoin)など10種類。寄付金はウクライナ軍のほか、「人道援助を緊急に必要としている」市民の支援に充てられる。

 デジタル転換省のオレクサンドル・ボルニアコフ(Oleksandre Borniakov)副大臣は声明で「ウクライナ市民と兵士に資金を提供するとともに、世界の人々に関心をもってもらう手段として、暗号資産は極めて有効だということが証明されている」と説明した。

 ウクライナの暗号資産大手エバーステークでは、指定されている10種類以外の暗号資産でも寄付が可能。

 バハマに拠点を置くFTXは、寄付された暗号資産を米ドルに換金し、ウクライナ中央銀行に送金する。

 サイトにはグリニッジ標準時(GMT)15日午前2時30分(日本時間同11時30分)時点で4900万ドル(約58億円)が寄せられている。目標額は2億ドル(約236億円)。(c)AFP