【3月15日 AFP】米中西部イリノイ州シカゴ郊外ドルトン(Dolton)で12日夜、銃で遊んでいた男児(3)が誤って母親を撃ち死亡させた。警察が14日、明らかにした。

 現場はスーパーマーケットの駐車場で、男児は後部座席のチャイルドシートに、両親は前の席に座っていた。男児は誰も気づかないうちに父親の銃を手にした。

 地元警察のロバート・コリンズ(Robert Collins)署長は「(男児は)銃で遊び始め、やがて引き金を引いた」と語った。

 母親のディジャ・ベネット(Daejah Bennett)さん(22)は首を後ろから撃たれ、搬送先のシカゴの病院で死亡が確認された。

 コリンズ氏によると、警察は父親の身柄を拘束して銃所持許可の有無などを捜査し、刑事訴追すべきかを検討している。

 銃規制強化を訴える団体「エブリタウン・フォー・ガン・セーフティー(Everytown For Gun Safety)」の推計によると、米国では未成年者による誤射で毎年平均350人が死亡している。(c)AFP