【3月15日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)は14日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は第26シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)に6-4、3-6、1-6で敗れ、わずか3週間で世界1位からの陥落が決まった。

 前月28日に世界ナンバーワンとなったメドベージェフだが、今回の敗退によってノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が再び首位に立つことになった。

 メドベージェフは次週のマイアミ・オープン(Miami Open 2022)での王座奪還を誓い、「ベストのテニスをできれば相手が自分を倒すのはとても難しい。ただテニスで最も難しいのはそれを毎回再現することだ」と話した。

 一方、35歳のモンフィスは熟練のプレーで金星を挙げ、世界1位の相手から2009年以来となる勝利を手にした。

 6本目のマッチポイントで試合を決めると胸をたたき、観客席にいた妻のエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を指さしたモンフィスは、「今年はしっかりとしたシーズンのスタートを切れている。力強さを感じたし、動きも良かった」とコメントした。

「ゾーンに入っているし、誰にとっても手ごわい相手になれている。世界1位を倒すのは久しぶりだから、とてもうれしい」

 モンフィスは4回戦で、第19シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と対戦する。18歳の新星アルカラスは、第15シードの同胞ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)に6-2、6-0で完勝し、16強入りを決めている。(c)AFP