【3月14日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)は13日、解任したタイフン・コルクト(Tayfun Korkut)監督に代わって、フェリックス・マガト(Felix Magath)氏が新指揮官に就任すると発表した。

 68歳のマガト氏は厳格な指導者として有名で、選手に規律あるプレーを求める。04-05シーズンと05-06シーズンにバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でリーグ連覇を達成し、08-09シーズンにもVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)で優勝したが、中国スーパーリーグ(1部)の山東魯能(Shandong Luneng)を2017年限りで退任して以降、プロの現場からは離れていた。

 現在のヘルタは降格圏の17位で、この日のコルクト監督の解任につながった年明けからのリーグ戦9試合未勝利で、チームの士気も低下している。

 それでもマガト氏は、クラブの公式ウェブサイトで「(ヘルタのマネジング・ディレクターである)フレディ・ボビッチ(Fredi Bobic)と、非常に明確でオープンな話し合いをした。スポーツ面での現状は把握している」と話し、「リーグ残留というヘルタ・ベルリンの目標達成に協力できてうれしい」と意気込んだ。

「重要なのは、全員が残りの8試合に完全に集中することだ」

 ヘルタはこの後、1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)、そして同都市のライバルであるウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)との対戦が組まれており、マガト新監督にとっては、上位勢との厳しい3連戦がいきなり待っている。(c)AFP