【3月10日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するハース(Haas F1 Team)は9日、ロシアによるウクライナ侵攻を理由に契約を解除したニキータ・マゼピン(Nikita Mazepin)に代わり、ケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)がドライバーとして復帰すると発表した。

 ハースによれば、29歳のマグヌッセンは「複数年契約」にサインし、10〜12日にバーレーンで行われるプレシーズンテストにも参加するという。

 F1通算119回の出走を誇るベテランで、2014年のデビュー戦ではいきなり表彰台を獲得したマグヌッセンは、マクラーレン(McLaren)とルノー(Renault)を渡り歩いた後、2017〜20年にハースに所属。

 しかし2020年シーズンの終了後、ロマン・グロージャン(Romain Grosjean)と共にシートを失い、チームはマゼピンとミック・シューマッハ(Mick Schumacher)をドライバーに迎えていた。

 マグヌッセンは「ハースから電話をもらったときは、もちろん非常に驚いたが、同時にとても興奮した」と明かし、「2022年の取り組みに関しては別の方向性を見据えていたが、慣れ親しんだチームでF1に復帰する機会は単純にものすごく魅力的だった」とコメントした。(c)AFP