【3月9日 AFP】米民泊仲介大手エアビーアンドビー(Airbnb)で、ロシアに侵攻されているウクライナの物件に予約を入れる動きが広がっている。実際に宿泊するのではなく、現地ホストを直接支援するのが目的だ。

 同社の広報は8日、ウクライナで先週の2日間に6万1000泊以上の予約があり、料金は約190万ドル(約2億2000万円)以上になったとAFPに明らかにした。

 エアビーアンドビーがこの運動を立ち上げたわけではないが、ブライアン・チェスキー(Brian Chesky)最高経営責任者(CEO)がツイッター(Twitter)でウクライナのホストを助けるために立ち上がったユーザーからのメッセージを紹介するなど、積極的に支援している。

 カナダのメーガン・バンフォード(Meghan Bamford)さんはウクライナの首都キエフと第2の都市ハリコフ(Kharkiv)の物件を夫婦で予約したという。

 バンフォードさんは「危機の真っただ中にある人がいる」「そうした人の口座に直接お金を届けられれば、キエフ首都圏のような場所にとどまるしかない人が退避できるようになるかもしれない」と主張した。

 バンフォードさん夫婦は慈善団体への寄付も行っているが、エアビーアンドビーを使って直接かつ素早くウクライナの人たちに現金を届けることができたと語った。

 バンフォードさんは、ウクライナのホストから戦争がいかに恐ろしいか、世界が見ていてくれていることにどれほど感謝しているかを伝えるメッセージを受け取ったとして、「5年前にエアビーアンドビーが戦時下でも通用する通信手段になると聞かされていたら、ばかげていると思ったことだろう」と述べた。(c)AFP