【3月9日 AFP】日本を含めた世界37か国の閣僚が8日、ウクライナへ侵攻したロシア、またベラルーシに対して、スポーツ面での追加制裁を求める共同声明に署名した。

 声明は、3日に英国のナディン・ドリーズ(Nadine Dorries)デジタル・文化・メディア・スポーツ相とナイジェル・ハドルストン(Nigel Huddleston)同省政務次官が実施したオンライン会議を経て、同国政府がまとめたもので、他にはフランス、ドイツ、日本、オーストラリア、カナダ、米国などが署名した。

 各国は声明で、「ロシアがウクライナに対して、根拠も正当性もない戦争を仕掛ける選択をし、またベラルーシ政府が戦争を可能にしたことは、国際義務に対する忌まわしく許しがたい違反である」と述べ、「人権の尊重と国家間の平和的な関係は、国際スポーツの土台だ」と話した。

 そして、ロシアとベラルーシが「国際スポーツ大会を主催、招致したり、開催権を与えられたりすること」を認めるべきではないと呼びかけた。また、制裁の対象はロシアとベラルーシの代表選手、管理団体、サッカーの主要クラブなど国を「実質的に代表する」チームや都市に拡大するべきだとも述べている。(c)AFP