サッカー選手に「死の脅迫」、ファン同士の衝突後に メキシコ
発信地:メキシコ市/メキシコ
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【3月8日 AFP】サッカーメキシコ1部リーグのケレタロFC(Queretaro FC)を率いるエルナン・クリスタンテ(Hernan Cristante)監督は7日、観客席でファン同士の衝突が起こってCFアトラス(CF Atlas)戦が中止になった後、何人かの選手が死の脅迫を受けたと明かした。
ケレタロの本拠地コレヒドラ・スタジアム(Corregidora Stadium)で5日に行われた試合では、60分過ぎに両チームのファンが衝突が発生した。
クリスタンテ監督は記者会見で「選手たちは殺害の脅迫を受けた。彼らは平穏な状態ではないし、離れることを考えている(選手の)妻たちもいる」とコメントした。
ケレタロ州当局によれば、病院に搬送されたのは26人だったが、うち19人が7日には退院したという。
子ども連れの家族を含む一部のファンが暴力行為から逃れるため、衝突はピッチ上にまで広がり、選手たちが逃げ惑った。
アルゼンチン出身のクリスタンテ監督はまた、ケレタロのファンに襲われた何人かのアトラスファンを選手たちと一緒に助け、ロッカールームで保護したと明かした。
クリスタンテ監督は「殴打されている少年がいたので、3人の選手をつかまえて彼を助け出し、選手用通路まで運んだ」と語った。
この日のスタジアムにはおよそ1万4000人のファンと600人の警備員がいたと、ケレタロ側は発表している。(c)AFP