【3月7日 AFP】女子テニス、リヨン・オープン(Open 6ème Sens - Métropole de Lyon 2022)は6日、シングルス決勝が行われ、1週間前に母国ウクライナのオデッサ(Odessa)でロシアの爆撃を逃れたダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska)は、中国の張帥(Zhang Shuai)に6-3、3-6、4-6で敗れた。

 今大会では毎試合ウクライナの国旗を羽織ってコートに入っていたヤストレムスカは、夢のタイトル獲得には届かなかったが、同胞を支援するために賞金を寄付すると誓った。

 最終セットで2度、2ゲームアップのリードをふいにしたヤストレムスカは「ここで手にした賞金(準優勝の1万4500ユーロ<約182万円>)は、ウクライナを支援するために基金に寄付するつもり」と涙ながらにコメントした。

「ウクライナのために戦おうとした。私にとってはとても厳しい1週間だった。応援してくれた国民に感謝している。自分のためだけではなく、国のためにずっと戦ってきた」

 2020年のアデレード国際(Adelaide International 2020)以来の決勝進出を果たしたヤストレムスカは、前週母国を脱出する前にはロシアによる軍事侵攻の「爆撃で目覚めた」と明かしており、つらい旅路の果てに2月26日にフランス・リヨン入りした。

 ヤストレムスカは今後、ワイルドカード(主催者推薦)が与えられたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)出場のため、米国へ向かう。(c)AFP