【3月6日 AFP】東京マラソン(Tokyo Marathon 2021)が6日に行われ、ケニアのエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が自身の持つ世界記録には届かなかったものの、2時間2分40秒で優勝を果たした。

 世界6大マラソンの一つに数えられる東京マラソンに初参戦したキプチョゲは、10キロ付近で先頭集団が曲がる方向を間違えたため、タイムを10秒近くロスし、リズムも崩すアクシデントに見舞われた。それでも35キロあたりで同胞アモス・キプルト(Amos Kipruto)を引き離した。

 2018年のベルリン・マラソン(45th Berlin Marathon)で出した2時間1分39秒の世界記録には届かなかったが、「本当に幸せだ。また日本に来られてとてもうれしい。何しろ、去年は東京五輪で勝つことができたからね」とコメントした。

「観客のみなさんには心から感謝しているし、日本の人たちにはとても助けられていると思う。だからこそ会見では、日本では力強い走りができると話している」

 キプルトが2時間3分13秒で2位に入った。女子の部では、こちらも世界記録保持者のブリジット・コスゲイ(Brigid Kosgei、ケニア)が2時間16分2秒で優勝を果たした。(c)AFP