【3月5日 AFP】米連邦最高裁判所は4日、2013年のボストン・マラソン(Boston Marathon)爆破事件で有罪判決を受けたジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)被告(28)について、高裁が破棄していた死刑判決を回復させる判断を示した。

 ツァルナエフ被告は、ボストン・マラソン会場で手製爆弾により3人を殺害、数百人を負傷させたとして、15年に死刑を言い渡されたが、20年に高裁が死刑判決を破棄。しかし9人からなる最高裁判事のうち、保守派6人が死刑に賛成、3人が反対に回り、高裁の判断は覆された。

 連邦政府による死刑執行は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前政権で再開されたが、昨年1月に民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領が就任した際に停止されている。(c)AFP