【3月7日 Xinhua News】全国人民代表大会(全人代)は中国の最高国家権力機関で、その常設機関が全人代常務委員会となる。全人代と全人代常務委は国の立法権を行使する。全人代は省、自治区、直轄市、特別行政区と軍隊が選出した代表で構成される。各少数民族はいずれも適切な人数の代表を持つ。

 全人代は主に①憲法を改正し、憲法の施行を監督する②刑事、民事、国家機関、その他の基本的な法律を制定し、改正する③政府機関の構成メンバーを選出、決定、罷免する④国の重要事項を決定する⑤政府機関を監督する-などの職権を行使する。1954年9月に第1期全人代第1回会議が開催され、「中華人民共和国憲法」が採択され、中華人民共和国の根本的な政治制度である人民代表大会制度が正式に確立した。

 第13期全人代第5回会議は5日から北京で開かれる。主な議題は次の通り。

 ①政府活動報告の審議。

 ②2021年度国民経済・社会発展計画の実施状況と2022年度国民経済・社会発展計画草案の報告、2022年度国民経済・社会発展計画草案の審査。

 ③2021年度中央・地方予算の執行状況と2022年度中央・地方予算草案の報告、2022年度中央・地方予算草案の審査。

 ④全人代常務委が提出した「中華人民共和国地方各級人民代表大会と地方各級人民政府組織法(修正草案)」の審議。

 ⑤全人代常務委が提出した「第14期全人代の代表定数と選挙問題に関する第13期全人代第5回会議の決定(草案)」の審議。

 ⑥全人代常務委が提出した「中華人民共和国香港特別行政区第14期全人代代表選挙弁法(草案)」の審議。

 ⑦全人代常務委が提出した「中華人民共和国マカオ特別行政区第14期全人代代表選挙弁法(草案)」の審議。

 ⑧全人代常務委活動報告の審議。

 ⑨最高人民法院活動報告の審議。

 ⑩最高人民検察院活動報告の審議。(c)Xinhua News/AFPBB News