【3月4日 Xinhua News】中国上海市政府弁公庁はこのほど、「上海市の充電・電池交換インフラ建設のさらなる推進に関する実施意見」を発表し、都市充電ネットワークの構築を適度に前倒しする方針を打ち出した。

 同実施意見は、2025年までに電気自動車(EV)125万台以上の充電ニーズを満たし、自動車と充電ポールの比率を最大でも2:1とすると説明。情報の高度な相互接続性を持ち、充実したスマート技術の標準体系を形成、建設・運営・管理体制が確立され、統一性と秩序があり、人々の生活にメリットをもたらすという特色を備えた新型充電・電池交換インフラシステム体制を構築し、業界の発展における次の「五つの転換」を実現するとしている。

 ①バランスのとれた発展から重点分野に焦点へ②建設中心から建設と管理の両方を重視へ。新たに建設される小区(居住区)での充電インフラ設置場所の確保など管理体制構築を強化する③普通充電中心から急速充電との併用へ。小区の商業・公共施設では普通充電を中心とし、公共分野では急速充電の比率を引き上げる④無秩序な充電から秩序ある充電へ。スマート充電ポールの普及を加速する⑤企業中心から社会各方面の参画へ。小区での充電ポール建設を公共事業としての小区更新・改造の範囲に組み入れると同時に、自動車メーカーの付帯施設の建設責任を明確にする。(c)Xinhua News/AFPBB News