【3月3日 AFP】欧州議会(European Parliament)がウクライナの欧州連合(EU)加盟申請を支持したことを受けて、ジョージアの与党「ジョージアの夢(Georgian Dream)」は2日、同国も「直ちに」EUへの加盟を申請すると発表した。

 同党のイラクリ・コバヒゼ(Irakli Kobakhidze)党首によると、「全般的な政治情勢と新たな現実」に基づいた決定で、EUに対し「至急審査し、ジョージアを加盟候補国と認める」よう求めるという。

 コバヒゼ氏は、EUに加盟できれば、国民の福祉や安全保障の充実、ロシア占領地域の解放への道が開かれるだろうと述べた。

 欧州議会は1日、ウクライナを加盟候補国と認めるようEU各機関に推奨する法的拘束力のない決議案を採択。ジョージア野党は、ウクライナに続いて加盟申請するよう与党に圧力を掛けていた。

 ジョージア政府は2021年、24年にEUへの加盟を申請すると発表していた。ウクライナがロシアに侵攻されたことで、同じくEU加盟を目指す旧ソ連構成国のジョージアとモルドバもロシアの標的になるのではないかと懸念する専門家もいる。(c)AFP/Irakli METREVELI