【3月3日 AFP】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は2日、ロシアがウクライナに侵攻を開始した2月24日から今月1日までに子ども15人を含む民間人227人が死亡、525人が負傷したと発表した。

 死者の内訳は、男性31人、女性25人、男児6人、女児3人、性別不詳の大人156人、子ども6人。

 激戦地からの情報収集が遅れている上、検証作業も追い付いていないため、実数ははるかに多いとみられる。ただ、2012~18年にウクライナ東部の紛争地域で確認された民間人の死者数をすでに上回っている。

 空爆や重火器、多連装ロケットシステムなど広範囲に被害をもたらす攻撃が死傷の主因という。

 一方、ウクライナ保健省は2月27日、民間人352人が死亡したと発表。今月1日には子ども16人が死亡したとしている。(c)AFP