【3月3日 AFP】収監されているロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(45)は2日、同国のウクライナ侵攻に対して連日の抗議活動を行うよう、国内の人々に訴えた。

 ナワリヌイ氏は、フェイスブック(Facebook)の投稿で、ロシアは「臆病者の国」であるべきではないと主張したほか、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を「狂った皇帝」と呼んで非難。「すべての人々に街頭に出て、平和のために闘うよう要請する」とし、投獄を恐れないよう呼び掛けた。

 ロシアのほか、国内に駐留していたロシア軍によるウクライナ侵攻を許したベラルーシなどの人々に対し、平日は毎日午後7時、週末と祝日は午後2時に主要な広場でデモを行うよう促した。

 ロシアでは多数がウクライナ侵攻に抗議する街頭デモに参加しており、独立監視団体「OVDインフォ(OVD-Info)」によるとこれまでに7000人以上が逮捕されている。

 過去に大規模な反プーチン政権デモを主導したナワリヌイ氏は、詐欺罪で実刑判決を受け、現在モスクワ郊外の刑務所に収監されている。(c)AFP