ウインタースポーツで輝く中国の障害者たち 心身の健康、社会参加を促進
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【3月6日 People’s Daily】中国河南省(Henan)洛陽市(Luoyang)欒川県(Luanchuan)の山間部にある特別教育学校には、ろうあ者、脳性まひ、自閉症、ダウン症の子どもたちが通っている。学校で2019年からウインタースポーツを取り入れると、これまでに30人以上の生徒が全国の試合に出場し、60枚余りのメダルを獲得している。5人の生徒は、ロシア・カザンでの第12回スペシャルオリンピックス冬季大会の中国代表に選ばれた。
「スキーって本当に面白い。滑っていると、空を飛ぶ小鳥のような気分になる」。クロスカントリー部の生徒は、スキーの魅力をそう説明する。最初は「早く助けて」「無理だよ」と言っていたのが1人で滑れるようになり、ついには全国大会で銀メダルを獲得。自閉症の少年、婁家源(Lou Jiayuan)さんはウインタースポーツの世界に夢舞台を見つけた。スキーを愛するろうあの女子、張佳怡(Zhang Jiayi)さんはスキーの話題になると目を輝かせ、手話で「必ず大会に出る」と強い意志を示す。生徒たちはスポーツを通じて自信を手に入れ、情熱を通じて強く成長している。スポーツは日常生活を豊かにするとともに、大きな世界へと導く扉となっている。
中国では2015年に2022年北京冬季五輪・パラリンピックの開催が決定して以降、ウインタースポーツが全国に広まっている。欒川県の特別教育学校も取り入れたが、当初は専属のコーチもいなければ設備も整っていなかった。関係者の努力により、プロのコーチが指導するようになり、クロスカントリーのコースやカーリングのリンクが誕生した。子どもたちは10回、20回と繰り返し指示を受け、次第に理解を深めていった。学校や保護者、地域が一体となった支援により、生徒たちが全国的に活躍するようになった。
こうした取り組みは全国に広がっている。最近開催された全国第11回パラリンピック・第8回スペシャルオリンピックスには、全国から4484人の選手が参加。射撃、アーチェリー、水泳などで36の世界新記録と179の国内新記録が生まれた。中国には8500万人の障害者が生活している。スポーツが彼らの心身の健康を促進し、社会に溶け込むきっかけを与えている。(c)People’s Daily/AFPBB News