【3月2日 AFP】(更新)ウクライナの首都キエフ中心部で1日、主要テレビ塔がロシア軍によるとみられる攻撃を受け、5人が死亡、5人が負傷した。ウクライナ緊急対応当局が明らかにした。一部の国営放送が停止したが、塔は倒壊を免れた。

 市内では爆音が鳴り響き、バビヤール(Babi Yar)地区では立ち上る煙が確認された。内務省によると、機器が損傷したため、テレビ放送が「しばらくの間」途切れる見通し。

 これに先立ち、ロシア国防省の報道官は、「ロシアへの情報攻撃を抑えるため」として、同国軍がキエフの技術インフラを攻撃すると宣言。標的はウクライナ国家保安庁(SBU)と陸軍の心理作戦部隊としていたが、このテレビ塔は含まれていなかった。(c)AFP