【2月28日 AFP】21-22イタリア・セリエAは27日、第27節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)はファビアン・ルイス(Fabian Ruiz)が94分に華麗な決勝点を挙げ、ラツィオ(SS Lazio)を2-1で下して暫定ながら首位に浮上した。

 敵地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で劇的な勝利を収めたナポリは、得失点差でACミラン(AC Milan)を上回り、首位の座を奪取した。

 試合はロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)の得点で62分にナポリが先制するも、ラツィオがペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)の豪快なボレーで88分に追いつき、決勝点以外にも見応え十分の展開となった。

 25日に行われた試合でミランとインテル(Inter Milan)が残留争いを強いられている下位チームとそれぞれ引き分けたため、ルイスの一撃で勝利したナポリは最高の形でライバルの取りこぼしに乗じる結果となった。

 セリエAの優勝争いは、消化試合数が一つ少ない中で首位と2ポイント差の3位につけている昨季王者インテルに、ミランとナポリを加えた三つどもえの展開となっているが、ユベントス(Juventus)も徐々に差を縮めている。

 ナポリは今週末にミランとの重要なホームゲームを控えており、この1週間を首位攻防戦に向けた調整に使うことができる。一方のミランは、3月1日にインテルとのイタリア杯(Italian Cup 2021-22)準決勝第1戦を控えている。(c)AFP