【2月28日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2021-22)は27日、英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で決勝が行われ、リバプール(Liverpool FC)が0-0で迎えたチェルシー(Chelsea)とのPK戦を11-10で制して優勝した。PK戦は、最後に登場したチェルシーのGKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)が失敗するという劇的な決着となった。

 リバプールの国内カップ戦制覇は2011-12シーズンのリーグカップ以来。リーグカップ優勝はこれで最多の9回目となり、ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は同大会を制した初のドイツ人となった。

 神経のすり減るような展開となったPK戦は、リバプールのGKクウィヴィン・ケラハー(Caoimhin Kelleher)もゴールを決めて全員が成功していたが、直後にケパが失敗。PKストップのスペシャリストとして、延長戦の終了間際にエドゥアール・メンディ(Edouard Mendy)との交代で投入されたが、皮肉にもリバプールのシュートを一本も止められなかった。

 チェルシーのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督はケパを責めることはせず、「厳しい。もちろん彼のせいにはできない。ケパがどれほど素晴らしい選手かは誰もが知っている。一本も止められなかったのは不運だ。相手のキックが素晴らしかった」と話した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS