【2月27日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は27日、インターネットに「ひどい一夜だった。(ロシア軍が)再び住宅地と民間施設に発砲、砲撃した」と投稿し、ロシアを非難した。

 さらに「この国では今、占領者(ロシア)が条件を満たした標的とみなさないものはない。彼らはすべての人と生物を攻撃している。幼稚園もアパートも、救急車でさえも」としてロシアが軍事施設が存在したことのない街全体にロケット弾やミサイルを撃ち込んでいると訴えた。

 ウクライナ当局は同日、首都キエフの南西約30キロにあるバシリキーウ(Vasylkiv)近郊の石油貯蔵施設と、東部ハリコフ(Kharkiv)のガスパイプラインがロシア軍の攻撃を受けたと発表した。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ウクライナから約15万人が近隣諸国に避難している。

 一方、北大西洋条約機構(NATO)は、4万人の即応部隊を初めて東欧に展開するとしているが、ウクライナには派兵はしないと強調した。(c)AFP