「素晴らしい気分」 エリクセンが8か月ぶりの復帰
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【2月27日 AFP】昨夏に行われたサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中に心停止で倒れ、この冬イングランド・プレミアリーグのブレントフォード(Brentford FC)に加入したMFクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が、26日のニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)戦で約8か月ぶりの感動的な復帰を果たした。
エリクセンは後半の早い時間帯に交代で投入されると、本拠地ブレントフォード・コミュニティー・スタジアム(Brentford Community Stadium)に集まった観客と両チームの選手から拍手を受けた。
同じデンマーク出身のトーマス・フランク(Thomas Frank)監督は、チームが0-2のビハインドを背負った状況でエリクセンを投入したが、試合序盤にジョシュ・ダシルバ(Josh Dasilva)がレッドカードを受けて1人少なくなっていたこともあって、エリクセンは得点に絡めなかった。
エリクセンは英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して「結果を抜きにすればうれしい」と話し、「これまでくぐり抜けてきたことを思えば、復帰できて素晴らしい気分だ」と続けた。
「(投入の際)監督から多くのことは言われなかった。この数週間、彼とは毎日話していたからね。『幸運を、そして試合を楽しんでくれ』とだけ言われた」
エリクセンは昨年6月の欧州選手権のチーム開幕戦、フィンランド戦で倒れ、ICD(植え込み型除細動器)を装着することになった。しかし、当時の所属クラブであるインテル(Inter Milan)のあるセリエAでは、ICDをつけた選手のプレーは認められていないため、エリクセンは同チームで現役を続行できなかった。
1月31日にはブレントフォードと契約を結び、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で2013年から2020年までプレーしたプレミアリーグへの帰還を果たしていた。(c)AFP