平和訴えたルブレフ、ドバイ選手権優勝
発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
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【2月27日 AFP】テニス、ドバイ選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2022)は26日、男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は6-3、6-4で予選勝者のイリ・ベセリ(Jiri Vesely、チェコ)を下して優勝を飾った。ここ7日間で三つ目のタイトルを獲得したルブレフは、これから2日間は眠って過ごしたいと話した。
ルブレフは前週20日にフランス・マルセイユ(Marseille)でオープン13(Open 13 Provence 2022)の男子シングルスとダブルスを制した後、アラブ首長国連邦(UAE)へ飛んで大会に参加していた。決勝へ到達するまで、この3週間ではシングルスとダブルスを合わせて17試合を経験。そのうち12試合は3セットマッチだった。
その中で、今大会ではシングルスのツアー10勝目、ATP 500大会では5勝目をつかみ取った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による中断からシーズンが再開された2020年8月以降、ルブレフはATP 500で37勝4敗の成績を残している。
準決勝の勝利後、テレビカメラのレンズに「戦争はやめて」とメッセージを書き、平和を訴えたことが世界中でニュースになったルブレフは、「間違いなく、これから2日間は眠らせてもらう。ベッドを離れない」と話し、「これでやっと休める。もしかしたら1週間休むかもしれない。疲れてはいるが、すごくうれしい」と喜んだ。(c)AFP/Reem ABULLEIL