【2月28日 Xinhua News】中国重慶市(Chongqing)で現在、在重慶日本国総領事館と伝統的工芸品産業振興協会が主催する「日本ひな人形特別イベント」が開かれている。会期は2月19日~3月3日。

 会場では江戸木版画、若狭塗、薩摩焼、豊橋筆などの逸品が並ぶ中、ひな人形がひときわ目を引く。西陣織や佐賀錦など高級織物をまとった人形に、多くの来場者が足を止める。

 今回のテーマはひな祭り。伝統工芸職人の技と心を込めた作品の数々を通し、重慶の人々に日本の民俗文化が持つ独特の魅力を感じてもらう狙いがある。甘酒の試飲や和菓子作りなどの体験プログラムもあり、人気を集めている。

 会場を訪れた日本の高田真里駐重慶総領事は、この機会に日本の伝統文化に対する理解が深まり、両国の距離が縮まることを願っていると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News