【2月26日 AFP】世界貿易機関(WTO)のヌゴジ・オコンジョイウェアラ(Ngozi Okonjo-Iweala)事務局長は25日、ロシアによる世界有数の小麦輸出国ウクライナへの軍事侵攻は世界の経済に影響を与え、家計を圧迫するだろうと警告した。

 オコンジョイウェアラ氏は国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエワ(Kristalina Georgieva)専務理事とのオンライン会合で「小麦やパンの価格にも大きな影響が出るだろう」と述べた。

 ゲオルギエワ氏は、ウクライナ情勢は世界経済の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)からの回復に「重大なリスク」を及ぼす恐れがあるとして、「影響はウクライナにとどまらない」と指摘。燃料と小麦の価格が高騰する中、さらにインフレが進む恐れがあると述べた。(c)AFP