【2月27日 CGTN Japanese】中国の宇宙開発企業・中国航天科技集団の関係者が、中国の次世代の有人宇宙船打ち上げ用ロケットとして、新型の垂直離着陸回収方式を採用する可能性があると表明しました。

 中国の次世代有人宇宙船打ち上げ用ロケットについては、大気圏再突入の際に、まずエンジン出力を絞り、その上で翼を使って制御と減速を行う仕組みが考えられています。着陸段階ではネット型回収装置を利用し、より多くの部品を本体から地面に移すことにより本体の負担を減らし、ネットとロープを利用して軟着陸を実現させます。次世代ロケットは貨物を輸送する能力も備えています。

 中国は宇宙ステーションのコア技術の検証と建設段階において、累計12回の打ち上げを予定しており、現時点までに6回の打ち上げを実施しました。2022年内に残り6回の打ち上げを実施する予定です。宇宙ステーションの運営段階になれば、宇宙飛行士往復のための打ち上げ、物資補給のための打ち上げが、それぞれ年平均で2回行われます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News