【2月25日 CGTN Japanese】北京、延慶、張家口の3つの競技エリアに設置された北京冬季パラリンピックの選手村が25日、正式にオープンしました。それに先立ち、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ、CMG)の記者が選手の到着、入居、食事、乗車などの日常行為を模倣して、便利なバリアフリー環境が実現しているかどうか、実地検証をしました。

 選手村の入り口ロビーは、各代表団が到着して初めて入る建物内の空間です。車椅子を利用する人は保安検査の際に狭いゲートを通過する必要がなく、別の通路で保安要員の検査を受けるだけで迅速かつ安全に通過できます。次に、身分登録カードを起動して認証機を通過すれば、居住区に入れます。建物入り口には代表団のメンバーと荷物を輸送する電動カートが用意されています。

 選手村の居住区では全てのドアが片手で操作できる引き戸式で、ベッドの高さは北京冬季オリンピックのベッドより10センチ低く設定されました。食堂ではトレーが低い位置に置かれ、容易に取ることができます。テーブルの間隔はより大きくされました。また、車椅子利用の選手が車椅子をテーブルの下に入れやすくするために、テーブルの高さを通常より約5センチ高くしました。さらに、流動食が必要な選手のためにミキサー、さらに太いストローが用意されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News