【2月26日 CNS】2月に行われた北京冬季五輪の影響で、中国ではウインタースポーツや冬のリゾート旅行熱が高まっている。

 五輪で中国の国民的スターとなった谷愛凌(Gu Ailing)選手が2月8日、女子スキーフリースタイルで金メダルを獲得すると、民泊予約プラットフォーム「途家(Tujia)」では、「スキー」をキーワードにした民宿検索件数が一気に3倍になった。

 宿泊ニーズが最も高い春節(旧正月、Lunar New Year)連休(1月31日から2月6日までの)が過ぎると、民宿の宿泊料は30〜50%ほど低くなった。約50平方メートルの民宿が1泊約300元(約5475円)で、利用客にとって「底値」の良い時期を迎えている。

 昨年11月にウインターシーズンが始まって以来、主要なスキー場やリゾート地に近い民宿の利用客は増え続けている。途家によると、北京市、河北省(Hebei)、吉林省(Jilin)、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uygur Autonomous Region)の人気が特に高い。北京郊外の北京南山スキー場周辺には256軒の民宿があり、予約数は例年の2倍になっている。

 旅行プラットフォーム「飛豚(Fliggy)」によると、春節連休期中にウインタースポーツ・リゾート関連の旅行予約件数は、昨年の春節連休に比べて30%以上増加。中国北部だけでなく南部でも増えており、近距離の日帰りスキーが特に人気が高い。地域的には、北京市、広州市(Guangzhou)、吉林省、重慶市(Chongqing)、ハルビン市(Harbin)、成都市(Chengdu)、湖州市(Huzhou)、アバ・チベット族チャン族自治州(Ngawa Tibetan and Qiang Autonomous Prefecture)、白山市(Baishan)、長春市(Changchun)がウインタースポーツ・リゾートの人気スポット上位10位となっている。(c)CNS-北京青年報/JCM/AFPBB News