【2月25日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は25日、侵攻してきたロシア軍が民間人居住区を標的にしていると非難した。

 ゼレンスキー氏は公開された動画で「ロシアは民間部門は標的にしないと言っているが、それもうそだ。実際には作戦対象の地域を区別していない」と語った。

 同氏は「ウクライナ国民の勇敢さ」をたたえた上で、国民を守るため「全軍が奮闘している」と強調した。

 一方で、「ロシアは遅かれ早かれ、われわれと話さなければならないだろう。いかにして戦いを終わらせ、侵略を停止するかについて協議する必要がある。対話を早く始めれば、ロシア側の損害も少なくて済むだろう」と述べた。

 ゼレンスキー氏はロシア語に切り替えると、「街頭で抗議しているロシア市民の皆さん、私たちにはあなた方の姿が見えている。あなた方にも私たちの声が届いているはずだ。力を貸してほしい。戦争に反対してほしい」と呼び掛けた。(c)AFP