【2月25日 AFP】男子テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2022)は24日、シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-0、7-6(7-5)でトミー・ポール(Tommy Paul、米国)を下し、今季の戦績を13勝0敗とした。

 ナダルは2本しかアンフォーストエラーを犯さず、落としたポイントはわずか10ポイントで第1セットを奪ったが、続く第2セットはポールに押され、1時間半以上も要した。

 ナダルは「第1セットは素晴らしかった。第2セットは序盤でいくつかミスがあり、そこから相手のプレーが良くなっていった。ブレークが多く、少しクレイジーな展開になった」と振り返った。

 準決勝の相手は、この日新たに世界ランキング1位になることが確定した第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に決まり、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)決勝の再戦となる。

 メドベージェフは予選勝者の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)を6-2、6-3で下しての勝ち上がり。ここ2試合ではわずか8ゲームしか落としていない。

 全豪オープンではナダルが2セットダウンから逆転勝ちし、歴代単独最多となる通算21度目の四大大会(グランドスラム)優勝を果たした。メドベージェフは「彼との対戦はいつだって特別だ」と話し、「自分としてはリベンジのチャンスかもしれない」とコメントした。(c)AFP